舞鶴ゆかり人 – 海の京都 魚・魚・魚さん

前からずっと行きたいと思っていた「海の京都 魚・魚・魚」さんは、京阪本線の伏見桃山駅から歩いて10分ほどのところにあります。

この辺りは始めて来たんですが、人が暮らしている暖かい感じがして、歩いているだけでなんだかほっこり。昼間に来て、もっと生活感を感じてみたい。

アーケードの天井も特徴的な優しく美しい造形で、いい街。

その先に少し歩くと、不意に雰囲気のある鳥居の連なりに遭遇します。

この鳥居の回廊?は「伏見納屋町小路」と呼ばれ、向こう側まで通り抜けられる通路になっていて、その中にいくつかの店舗が営業しているんです。ここが「海の京都 魚・魚・魚」の場所。めっちゃいいところにあるやん。

今日は実は、2月29日に開催するイベントの打合せで、登壇いただく舞鶴出身の店主、中嶋さんとのミーティングを兼ねてやってきたんですが、舞鶴ゆかり人取材班としては美味しいもののチェックも欠かせないところ。

舞鶴・丹後の魚介を中心に、工夫を凝らしたメニューが並ぶ店内

店長の中嶋さんは、実はこの「海の京都 魚・魚・魚」の他に、京都市内に数店舗を経営するオーナーでもあります。

店名でも分かる通り、中嶋さんは「舞鶴の美味しい魚を京都市内の人に知ってもらいたい!」という強い思いでこのお店をオープン。地魚の入荷は天候に左右されるなど苦労も多い中で、舞鶴・丹後地域で水揚げされた天然の魚にこだわって、お店を運営されてます。

店主の中嶋さん。舞鶴の地酒といえば池雲!

中嶋さんの取り扱う魚は、中嶋さんの同級生が朝の5時から舞鶴の港を回って仕入れをしてくれているもの。そして実は二人とも僕の同級生でもあります。

同級生が協力しあって舞鶴の良さが京都市内に届けられてるなんて、嬉しい限り。

ということで、まずは前菜の五種盛りから。
どれも工夫が凝らされていておしゃれなお味。これだけでもお酒が進む。

ポテトサラダ一つとっても、とびっこのプチプチアクセントが効いてて単なるポテサラじゃないんです。旨い。

お任せで頼んだお刺身。
ブリの大トロ、伊根のマグロ、サワラにアジ、タイにヤイトガツオ(あと一種類が思い出せないんですが…)さすが舞鶴・丹後の地で捕れた魚だけあって絶品!そして、それをそれぞれの食感と味の違いを楽しみながら食べ進める喜び。

この右にある皮目が特徴的なお魚はなんだったか…

イカの身がゴロゴロ入った「イカ爆弾」カリッとホクホク。プリッとイカの旨味。

冬はやっぱり鰤大根。アラ周りのゼラチンっぽい部分がたまらん…

日本酒の種類は池田酒造さんの池雲や、伊根満開のような舞鶴・丹後地域の地酒だけではなく、田酒雪の茅舎等、全国の素晴らしい地酒も揃っており、美味しいものとお酒を楽しみながら、29日のイベントの内容から地元の昔話まで、しっかり話すことができました。

ということで、締めは大人気の「魚・魚・魚丼セット」
天然地魚を贅沢に使った丼で、その時に仕入れられる良い魚を使っているため、毎回内容が変わります。このクオリティ、ランチタイムに行列ができるのも納得。

中嶋さん、今でも「魚を見るとワクワクする」と仰られてたのが印象的でした。長年魚を触ってきて、今なお、それをどう活かすかを考える日々が楽しいなんて、本当に人生充実してます。

舞鶴と魚への想いが詰まった、伏見の「海の京都 魚・魚・魚」
ぜひ一度、足を運んでみてください。

海の京都 魚・魚・魚
京都府京都市伏見区納屋町118 伏見納屋町小路 8号https://www.instagram.com/gyogyogyo_nayamachikoji?igsh=eHp2aDN6aWU2b2Fy