舞鶴の外で活躍する舞鶴ゆかりの人やお店を紹介する「舞鶴ゆかり人」
今回は大阪府茨木市内の「小松屋」さんにお邪魔しました。
阪急茨木市駅を出て、双葉町の信号を渡り少し歩いたところにある「小松屋」さんは、勝手にドアを開けて入るのではなく、入り口に置いてある呼び鈴を押して案内してもらうタイプのお店。
ちょっと敷居が高いお店?と一瞬思ってしまいますが、脇にある黒版には店主さんの人柄が伝わる優しいメッセージが書かれていて安心します。
店内はカウンターがパーティーションで二席づつに区切られており、二人でゆっくり話したい時に最適な雰囲気。
親しみやすく和やかな雰囲気が漂う店主さんが迎えてくれました。
早速最初に狙っていた「シューマイ」をオーダーします。
ここで致命的に写真を撮り忘れているんですが、実は小松屋さんの「シューマイ」は、舞鶴のソウルフード「みつる食堂」の味を再現したシューマイなんです。
実は店主は舞鶴出身。舞鶴にいらっしゃる際にみつる食堂の厨房に入る事を許された貴重な方(みつる食堂の厨房に入るのは、特に許された人だけ)で、その後もみつる食堂の味を研究し、再現されているんです。
この生姜の効いた食べ応えのあるシューマイは本当に美味しい!
(写真が・・・涙)
次は店主のお勧め、昨日メニューに上がったばかりという「炙りアイスランド・ラムのたたき」
柔らかくて臭みの無いしっかりした味のラム肉は塩でいただいたり、料理の下に隠れている味噌味のクルミと野菜をあわせていただいたり、ゆっくりお酒と話を楽しめるプレートになっています。
お酒の種類も豊富で、焼酎、ビール、日本酒、ワインなどなんでもあるんですが、ただ数を増やしているのではなく、店主が「これはいいものだ」と思ったものだけを取り揃えておられるような感じ。
という事で、満を持して日本酒に取り掛かりましょう。
グラスに注がれた姿があまりにも美しいので、ボトルのラベルを撮り忘れてるんですが、これは滋賀県、松瀬酒造さんの貴重な純米にごり酒「松の司」
コクはあるけどしつこくなく、フレッシュでいくらでも飲めてしまう。これはやばい・・・
小松屋さんでは、舞鶴の貴重なお酒「大杉」も毎年取り扱っておられるそうで、その他、甘口、辛口問わず、店主さんお勧めの貴重な日本酒が入れ替わり立ち代わり登場する模様。
茨木市駅の人が本当にうらやましい・・・
その他、お料理はどれも工夫があって美味しく、セパレートされたカウンターの居心地もあまりにも良くて、同行した方との話も弾み、ついつい終電近くまで入り浸ってしまいました。
そして締めは「みつるのちゃんぽん!」
なんと!みつる食堂ファンの舞鶴市民なら泣いて喜ぶ、みつる食堂のちゃんぽんが目の前に!!
メニューには「みつるのちゃんぽん」と書いてあるので、店主はよく「みつるさんというお名前なんですか?」と聞かれるそうですが、実はぜんぜんそんなことは無く、スープや麺、全てにこだわり、みつる食堂のちゃんぽんの味を再現されたものなんです。
ただみつる食堂の味を知る、舞鶴の人がいらっしゃる事もほとんど無いとの事で、小松屋さんでは普段は特に「舞鶴」を押し出さずに、シンプルに自分が美味しいと思うものを出しておられる、との事。
これはとてつもなく貴重なお店を見つけてしまった・・・
阪急茨木市駅は比較的いろんな方面から寄れる場所でもあると思いますので、是非一度、ゆっくりした時間を楽しみに行ってみてください。
インスタもやっておられますので、是非そちらもフォローを。
小松屋
大阪府茨木市双葉町3-19
https://www.instagram.com/komatsuya_ibaraki/